マーケターが成果を出すために必要な「リマインド力」|信頼を積み上げる習慣の作り方

仕事で「リマインド」するのは気が引ける…。
「しつこいと思われたらどうしよう」と悩んだ経験はありませんか?

特にマーケターやディレクターといった役割では、クライアントや社内外のメンバーとの調整が多く、リマインドは避けて通れません。しかし遠慮してしまうと、プロジェクト全体が遅れたり、信頼を失ったりする原因にもなります。

実は、リマインドは嫌われるどころか「信頼を積み上げる行為」なのです。
本記事では、私自身の経験をもとに「なぜリマインドが重要なのか」「信頼を積むリマインドのやり方」を解説していきます。


なぜマーケターに「リマインド力」が必要なのか

プロジェクトを進める上で欠かせないスキルのひとつが「リマインド力」です。

マーケターやディレクターの仕事は、広告運用や戦略立案だけでは終わりません。クライアントとの調整、デザイナーやライターの進捗確認など、タスクを確実に前に進めるマネジメント力が求められます。

この「リマインド」を軽視してしまうと、どんなに良い戦略を描いても進行が止まり、成果はゼロになります。


リマインドを遠慮するとプロジェクトは必ず遅れる

私がマーケターとして学んだ最大の教訓の一つは、リマインドを遠慮するとプロジェクトが確実に遅れるということです。

28歳の頃、初めて大規模プロジェクトのPMを任されたときのこと。
デザイン作業が止まり「相手から連絡が来ない」と報告したところ、先輩からこう叱責されました。

「返事が来るまでやるのが責任者の仕事だろ。遅れたら全部お前の責任になる。」

当時は衝撃でしたが、今ならよくわかります。
クライアントから見れば「案件が止まった=担当者の責任」。理由がどうであれ、進行を止めないのがプロの仕事なのです。


リマインドは嫌われる?それとも信頼される?

よく「そんなに何度もリマインドして嫌がられませんか?」と聞かれます。
結論から言えば、仕事におけるリマインドは信頼を積み上げる行為です。

プライベートで朝昼晩と「いかがですか?」を送れば鬱陶しいですが、仕事では真逆。
責任感を持ってリマインドを徹底すると、相手からは「助かります」「忘れていたのでありがたい」と感謝されることの方が多いのです。


信頼残高を積む人、削る人

リマインドにはもうひとつ大事な視点があります。
それは、「リマインドする側」は信頼を積み、「リマインドされる側」は信頼を削っていくということ。

「あの人、返事が遅いな」と思われるだけで評価は下がります。案件が遅れる原因を作れば、信頼残高は一気にマイナス。
逆に、案件を止めないよう細かくフォローできる人は「安心して任せられる」と評価され、信頼が積み上がっていきます。


今日から実践できる「ゴリリマ」3ステップ

ここからは、私が日々実践しているリマインド習慣(通称:ゴリリマ)を3つ紹介します。

  1. 返事が来るまでリマインドする覚悟を持つ
    「送ったから終わり」ではなく「案件が進んで初めて完了」と考える。
  2. 相手に合わせて表現を変える
    親しい相手ならカジュアルに、忙しい相手には丁寧に。同じ内容でも受け取り方が変わります。
  3. 遠慮しない
    遠慮して進行を止めるのは、結局自分に返ってくる。責任者なら案件を止めない姿勢が必要です。

まとめ|リマインドは仕事効率と信頼構築の最強スキル

マーケターにとって「リマインド力」は、単なる進捗確認ではなく仕事効率と信頼構築を同時に高める武器です。

  • リマインドを徹底すれば、プロジェクトは止まらない
  • リマインドする人は信頼を積み上げ、される人は信頼を削る
  • 遠慮せず、適切な表現で相手に働きかけることが成果につながる

ぜひ明日から「リマインドは迷惑ではなく、信頼を積む習慣」と考えてみてください。
プロジェクトの遅延を防ぐだけでなく、あなた自身の評価やキャリアにも大きなプラスになります。

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