昨日、剣道の試合に出場しました。
結果は、1回戦負け。
8月の大会も同じように悔しい内容だったので、正直、ここ最近は少し苦しい流れが続いています。
いやー……悔しかったです。
本当に。ぐやじい。と声に出るくらい。
大人になって改めて思う「試合の残酷さ」
剣道はトーナメント形式なので、1試合は数分で終わります。
つまり、開始から5分もしないうちに、半分の選手がその日の挑戦を終えることになります。
誰も負けたいと思っていないのに、です。
努力や気持ちがどうであれ、その一瞬の差で勝敗が決まる。
その潔さが剣道の面白さでもあり、同時に残酷だと感じます。
それでも、勝ちたかった
今回の大会は、これまで何度か出ている市民戦でした。
過去にはベスト8まで進んだこともあります。
だからこそ毎回、「今年こそは」と思って挑んでいます。
36歳のお父ちゃんが、面を外して、しばらく膝に手をついて悔しさを噛みしめている。
そんな状況になるとは、学生の頃は想像していなかったのですが、それもまた悪くないなと思いました。
「まだ本気で向き合えているんだな」と感じられるからです。
大人になってからのスポーツは少し難しい
学生の頃は、期限がありました。
中学も高校も大学も、基本的には「引退」や「卒業」があります。
でも、大人にはそれがありません。
いつまで続けてもいいし、いつ辞めてもいい。
だからこそ、
・どんな目標を持つのか
・何のために努力するのか
が、自分に返ってくるんですよね。
私が剣道を続ける理由は、今では2つ
1)強い人に勝ちたいから
2)頑張っている姿で、誰かを励ませる人でいたいから
去年よりも今年、昨日よりも今日、少しでも成長していたい。
その積み重ねが、誰かの「もうちょっと頑張ろうかな」というきっかけになれたら嬉しいなと思っています。
心が折れそうな時に思い出す人3人
そんな中で、ちょっと良いモデルを3つ紹介させてください。
1人目:シミちゃん
1人目は大親友のしみちゃん。
しみちゃんは、兵庫のある大人の剣道の団体で副代表をしている友達。よく一緒に剣道の練習をしたり、試合に出たりするチームメイトです。
彼はまだ31歳と私より若く、たまたま昨日話す時間があったので、「どういうことを考えて剣道を頑張ってるの?」と聞いてみました。
すると「ちょっと恥ずかしいけどね」いう枕詞の後、こんな話をしてくれました。
「今、自分がある兵庫県のチームの副代表をしてるんよ。このチームってさ、昔めっちゃ強かったんよ、あの大会もこの大会も、優勝かっさらいまくってた。
でも今はちょっと弱体化しちゃってるんよね。でも、俺はこのチームを昔以上に強くしたいと思っている。このチームを盛り上げたい。
もちろん自分個人が強くなりたいっていうのもあるし、倒したいヤツもめっちゃおる。だからこのチームを盛り上げたいという気持ちで自分は練習を頑張る。
でもそのためには、まず自分が強くなければならないから、自分も練習を頑張るし、みんなへの声かけとか焚き付けもしっかりとやっていく。」
1つの大きな使命として、すごくいいなと思って、ちょっと感動しました。
自分自身のために、ってのもそうだけど、チームのために、っていう利他的な動機が入っているのが、また素晴らしい。
2人目:ASKAさん
そしてもう1人、紹介したいのがASKAさん。
ASKAさんに関しては、過去に別のnoteでご紹介したのでここでは詳細は省略しますけど、間違いなく、自分の信念のために真っ直ぐ剣道を続けていらっしゃる方のうちの1人だと思います。
お会いした時は、ご挨拶しかできなかったので、「なんで剣道続けているんですか?」と直接聞いたわけではありません。
だけど、でも私の勝手な想像として、何歳になっても、自分自身を成長し続けたい思いと、周りの人に剣道の楽しさを届けたり、頑張る動機にして欲しい、という思いは絶対にあると思います。じゃないと、70歳手前になって試合に出たり、全国あちこちで剣道したりしないはず。
こうやって、熱い思いを持ち続ける人は、必ず他の人にも情熱を伝染させます。
僕は剣道で辛いことがあった時はいつも、ASKAさんとお会いして握手してもらった時のことを思い出しています。
その時の記事はこちら↓

僕が辛い時にASKAさんの姿を思い出すのは、その信念が、言葉ではなく剣道そのものから伝わってくるからです。
3人目:H先生
そしてもう1人は、娘の剣道教室の先生をやっていらっしゃる、H先生。
この方は、子どもたちの指導に命をかけているのでは?と思うぐらい熱血先生です。
自分の子供たちはもう大学生や高校生となって、少年少女剣道クラブを卒業しています。にもかかわらず、週3回の練習に必ず顔を出し、熱血指導を子供たちに行います。
後で知ったんですけど、こちらの先生は指導料を受け取っておらず、完全ボランティアでやられているようです。
お仕事やプライベートで忙しいこともあるはずなのに、欠かさず子どもたちの指導を行う。
これも1つの信念として、本当に尊敬すべき方だな、といつも考えさせられています。
最後に:大人がスポーツを続ける理由は「自分以外」にある
技術を磨くだけではなく、その先に誰かがいるから続けられる。
誰かのためでもあり、自分のためでもあり。
そのバランスが取れるようになってくるのが、大人のスポーツの良いところだなと思います。
私もまだまだ、倒したい相手がいます。
そして、背中を押したい相手もいます。
だから、今日も稽古に行きます。
さあ、また積み上げていきます。

