こんにちは、ひらそです。
今日は、仕事や人生の「休み方」に関わる話です。
内容はシンプル。
走り切った直後に、ほんの少しだけ手を動かしてから休む人は、燃え尽きない。
これは、気力や生産性をキープするための小さな習慣です。
最初に教えてくれたのは、数学の先生
この考え方を最初に教えてくれたのは、高校時代の数学の先生。
なぜかベース(楽器)がめちゃくちゃ上手い人でした。
私は当時、勉強と剣道と遊びをほどほどにやっていたので、放課後にギターやベースを教えてもらう日もありました。
高校生といえば文化祭。
クラスで音楽発表をすることになり、私は手を挙げてベースを担当することに。
初心者ながら、プリンセス・プリンセスの「M」を弾かせてもらいました。
普段はXやnoteで剣道や筋トレの話ばかりしていますが、当時はこういう高校生らしい一面もあったんですよ。
(まぁどうでもいいけどw)
その時に、先生がこう言いました。
「ソロパートは気持ちいい。でも、ソロだけ練習しちゃダメ。
本番で大事なのは、ソロの直後の1節目。
そこまでセットで練習しなさい。」
当時は「ふーんそうなんや」くらいでしたが、後で何度も思い返すことになります。
人生でも、まったく同じだからです。
ローンチでも毎回これをやっていた
先生の言葉を抽象化すると、こうなります。
山場を越えた直後に、手を止めない。
緩やかに着地する。
これは、仕事でも重要でした。
29歳でマーケの世界に入り、億単位のローンチを何度も経験しました。
毎回思うことはひとつ。
ローンチはマジで疲れる。
準備、連絡、調整、エラー対応、人と人の間の取り次ぎ、セールスまで。
前から後ろまで全力です。
だから、販売が終わった直後に、燃え尽き症候群になる人を何度も見てきました。
でも、ローンチは「終わったら終わり」ではありません。
- 支払い
- 決済者のケア
- コンテンツホルダーへの対応
こういった「後処理」まで含めて、ひとつの仕事です。
だから私は、終わった瞬間に止まらず、ソフトランディングを意識していました。
プライベートでも同じ:剣道の話
これは仕事だけの話ではありません。
私は32歳くらいから剣道を少しガチり始めました。
2022年と2024年には、全日本剣道選手権の大阪予選にも出場しています。
本番の試合時間は、たった5分。
その日のために、1年間準備します。
- 試合感を作る
- 会場を見に行く
- 強い人と稽古する
全ては5分のため。
試合が終わると、燃え尽きて休む人もいます。
でも私は、同じ考えでした。
終わった直後に止まらない。
1週間は淡々と稽古する。
余熱があるうちに手を止めない。
これだけで、気持ちが安定します。
最後に:燃え尽きない生き方
伝えたいことはひとつ。
山場を越えた直後に、一気に休まない。
ほんの少し作業を残して、ソフトランディングする。
休むことは大事です。
でも、休むなら翌日ではなく、1週間後でもいい。
そのほうが安全で、燃え尽き症候群を防げます。
特に私たちのような頭脳労働者は、体調管理も仕事の一部。
仕事の成果だけでなく、コンディションの安定が信用につながります。
例えば:
- 3ヶ月のプロジェクト後は、1週間は軽めの事務作業
- 1ヶ月張り詰めた後は、2〜3日だけ通常業務
- そのあとで、休む
このほうが、年間を通して軸がブレません。
むしろ、ずっと安定して働けます。
ブレない安定感がある人は、どこの組織でも重宝されます。
逆に、大きな成果を出してもブレが大きい人は信頼されません。
燃え尽きない人の休み方として、「少しだけやっておく」習慣はおすすめです。
現場からは以上です。

